2018年1月19日金曜日

Windowsでmp4作成 → Linuxで音楽編集 → Windowsで音楽用CD-Rを焼く

Windowsでmp4作成 → Linuxで音楽編集 → Windowsで音楽用CD-Rを焼く

以下は、私がWindowsとLinux(xbuntu)のデュアルブートのパソコンで音楽用CD-Rを作る方法のメモです。

1.Windows側でフリーソフトの某録音ソフトでmp4の48kbpsを録音する。
2.オリジナルデータをコピーして、ライブラリのマイミュージックの中にコピーされたデータを置く。
3.Windowsを一旦シャットダウンして、xbuntuを立ち上げる。
4.xbuntu側から「XXXGBボリューム」フォルダの中のWindows側のMy musicフォルダから音楽編集したいデータをxbuntu側にコピーする。
5.xbuntuのAudacityを立ち上げ、上記の音楽編集をしたいデータを入力して、編集する。そして、16bitのwavファイルにして別名保存する。
6.そのデータをxbuntu側から「XXXGBボリューム」フォルダの中のWindows側のMy musicフォルダにコピーする。
7.xbuntuを一旦シャットダウンして、Windowsを立ち上げる。
8.その後は、Windowsで普段に音楽用CD-Rを焼くのと同様に、Windows Media Playerで、空のCD-Rに上記wavデータを焼き付ける。
8.以上の方法で、音楽用CD-Rができあがる。

なお、Linux(xbuntu)とAudacityに関しては、「HE-AAC 48kbps の音楽を上手に録音と編集をする」に書きましたので、詳細はそちらをご覧ください。

2018年1月18日木曜日

Linuxで音声データが入ったUSBメモリを使う

前回記載できなかったWindowsとLinuxとの音声データが入ったUSBメモリの使い方を書きます。

現在のLinux(私の場合は、xubuntu-16.04.3の32-bit PC (i386) 版)は、かなり便利になり、Windows感覚でUSBも外付けHDDも使えます。

xubuntu-16.04.3を立ち上げた状態で、パソコンにUSBメモリを差し込んだり、WindowsのHDDの電源をオンにすると、自動的に以下の表示が現れます。
/media/Linuxのユーザー名/USBの製品名/
/media/Linuxのユーザー名/HDDの製品名/

以上にLinuxの音声データをそのままコピーできます。また、逆にUSBやHDDからもLinuxにコピーができます。

つまり、Linuxの最初の壁であるインストールを乗り越えれば、現在のLinuxは非常に使いやすくなっています。

以上。

HE-AAC 48kbps の音楽を上手に録音と編集をする

●ステップ1:効率良い録音

某国の某音楽配信のフォーマットは「HE-AAC 48kbps」なので、フリーソフトの某録音ソフトは、m4aかmp4の48kbpsで録音するのが音質劣化も少なく、かつ、データ容量も消費しません。
某録音ソフトのデフォルト値はmp3の128Kbpsなので、音質が劣化します。
しかも、元の配信が48kbpsなのに対して、128Kbpsで録音してはデータ容量の無駄遣いとなります。
つまり、デフォルト値だと、音質を劣化させ、かつ、データ容量を約2倍使うことになります。
毎日長時間の音楽を録音している方は、m4aかmp4の48kbpsで録音すると、1年間でも、相当な容量の節約になります。

※ポイント:
「HE-AAC 48kbps 某録音ソフトの名前」でGoogleで検索すると、某録音ソフトでのm4aかmp4の48kbpsの設定方法のサイトがヒットします。

次に、以下のように、Linuxで音楽編集のソフト(Audacity)を使う予定の方は、まずWindowsを使っている際に、重要な録音データをコピーしてライブラリーの「ミュージックフォルダ」にコピーして名前を「オリジナル名+test」などにして保存します。
つまり、オリジナルとコピーデータを残します。
私の場合、以下のようにしました。
オリジナル:171128_1930_Berg_lyric_suits_etc.mp4
テスト用:171128_1930_Berg_lyric_suits_etc_test.mp4


●ステップ2:音楽データを編集

さらに、Linuxでデータ変換や音楽編集のソフト(Audacity)を使うと便利です。
現在、Windows用の音楽編集ソフトは、「危険なフリーソフト、期限付きの有料ソフト、高価なプロ用ソフト」に分かれており、私はどれも使いたくありません。
そこで、私はLinuxで音楽編集のソフト(Audacity)を使っています。
Windowsでフリーソフトを安易にインストールするのは楽なのですが、ウィルス感染の確率が非常に高くなるので、私はAudacityをLinuxにインストールしています。

さて、音楽編集の話に戻りますが、ステップ1のように、m4aかmp4の48kbpsで1つの番組全体の録音は、簡単にできると思います。
次の段階は、1つの番組全体から自分の聴きたい部分だけ残す(あるいは、不要な部分をカットする)ことです。
そこで、Windows用のフリーの音楽編集ソフトをインストールしたくなる誘惑がおそってきます。

★しかし、まだフリーソフトをインストールしていない方々は、Audacityだけではなく、Windows向けのフリーソフトを安易にインストールすることは、極力避けてほしいと思います。
なぜなら、フリーソフトをインストールすると、ウィルスに感染しやすくなるばかりでなく、知らぬ間にスパイウェアが入っていたり、アンインストールしようとしても怪しい隠れたソフトまで削除できないことがあるからです。

そこで、使っていないパソコンにLinux(Ubuntuなど)をインストールした後に、音楽編集のフリーソフトをLinuxにインストールする方法があります。
パソコンはWindows XP時代あたりのパソコンが最適です。
なぜなら、スペックはあまり古くはないためです。逆に、最近のマシンはBIOSの代わりにUEFIになっており、Linuxをうまくインストールできない場合があります。
特に、WindowsとLinuxのデュアルブート(1台のパソコンで両方のOSが使える)の際に症状が出ます。

●ステップ3:Windows XPマシンへのLinuxのインストール

今回は、古く使っていないWindows XPマシンへのLinuxをインストールして、1台のパソコンで2種類のOSを使えるようにします。(WindowsとLinuxのデュアルブート)
WindowsとLinuxは一長一短なので、両方のOSを使えると便利です。

しかし、WindowsとLinuxのデュアルブートは、ある程度のパソコンとLinuxのコマンドに慣れた人でないとリスクを伴いますので、最も安全な方法は、2台のパソコンに1台をWindows専用(現役のパソコン)、もう1台をLinux専用(古いパソコン)にします。
WindowsとLinuxのデュアルブートだと、1台のパソコン画面でWindowsとLinuxのデータの受け渡しが楽ですが、Windowsしか使ったことがない人が、いきなりデュアルブートにするのは無謀なので、1台をLinux専用(古いパソコン)にする方法にします。
現役マシン(Windows)と古いパソコン(Windows XPマシン)との間でUSBメモリでデータの受け渡しをするという方法もあります。これは次回書きます。)

既に使っていない古いWindows XPマシンを用意します。(つまり実験用のパソコンです。)
※現役で使っているWindowsマシンには、絶対にLinuxのインストールをしないでください。

1.「ubuntu LTS」でGoogleで検索します。
2.「Ubuntu 16.04 LTS リリース | Ubuntu Japanese Team」(2018年1月17日現在)のサイトに行きます。
3.https://wiki.ubuntu.com/XenialXerus/ReleaseNotes/Ja に行きます。
4.「ISOイメージのダウンロードサイト」から以下を選びます。(Xubuntuはメモリをあまり使わないので、軽い)
http://cdimage.ubuntu.com/xubuntu/releases/16.04/release/ (Xubuntu)
5.「Desktop image」の「64-bit PC (AMD64) desktop image」を「リンク先を指定して保存」します。(通常、ダウンロードのフォルダー)
xubuntu-16.04.3-desktop-amd64.isoのファイルがダウンロードされます。(2018年1月17日現在)
ダウンロード時間はネット環境により異なりますが、通常10分以上かかります。
6.このisoのファイルをDVD-ROMに焼きます。
7.isoファイルをマウスで右クリックすると「ディスクイメージの書き込み」が表示されるので、それを実行します。
8.DVD-ROMを焼き終わると、内容が複数のファイルで構成されたDVD-ROMとなります。
このDVD-ROMがxubuntu-16.04.3-desktop-amd64のインストールDiskとなります。
9.Windows XPからDVD-ROMを取り出し、忘れないうちに、Diskのラベルに内容をメモしておきます。
10.Windows XPをシャットダウンします。
11.Windows XPマシンに再びオンにします。この際、DVD-ROMを先に載せ、マシンがDVDを先に読むようにします。
これで、xubuntuのインストールの準備ができました。
12.xubuntuのインストールの細かいステップは、「xubuntu インストール」をGoogleで検索すると詳細なサイトが多く見つかります。

●ステップ4:LinuxへのAudacityのインストール

1.xubuntuインストール成功後、Linuxを立ち上げます。
私の場合は、BIOSの代わりにUEFIになっていたので、32-bit PC (i386) desktop imageしかWindowsとLinuxのデュアルブートができませんでした。この32-bit PC (i386) desktop imageの画面です。

2.xubuntuの32-bit PC (i386) desktop imageの場合、「Ctrl+Alt+T」か、マウスの右クリックをするとOpen Terminalというアイコンがあるので、それを実行します。
3.すると、黒いコマンド入力用の画面が表示されます。
(本来、この世界がLinuxのメインの世界です。)
4.Audacityのインストールするには、以下のコマンドを黒いコマンド入力用の画面に入力して実行します。
$ sudo apt-get install audacity lame
5.パスワードを聞いてくるので、Linuxをインストールした際のパスワードを入力して実行します。
6.その後、英語で「消費するデータ容量は○○MBですが良いですか?」という質問が出てきた場合、Yを押します。
7.特別なエラーが出ないか、あるいは「Successfully…」という表示が出れば、インストールに成功したという意味です。

●ステップ5:Windowsの音声データをxubuntuへコピー

私のxubuntuのデスクトップに表示されている「XXXGBボリューム」のフォルダーは、Windowsの領域です。
xubuntuでは、Linux側からWindows内のデータのコピーは自由にできるので、Windowsで録音したデータをコピーします。
通常、以下の場所がWindowsの「ミュージックフォルダー」です。

そして、「XXXGBボリューム」のフォルダーをクリックします。
次のように順番に中味のフォルダーをクリックしていきます。
Documents and settings → Windows側でのユーザー名 → My documents → My Music

このフォルダー(My Music)に、上記のテスト用音声データ171128_1930_Berg_lyric_suits_etc_test.mp4があります。
この音声データをxubuntuのデスクトップにコピーします。

コピーは以下のように行います。
※xubuntuではWindowsのように「CTL+C」や「CTL+V」が簡単にできない場合、「編集」の「コピー」や「貼り付け」を使います。(慣れたら、「CTL+SHIFT+C」や「CTL+SHIFT+V」を行います。)

●ステップ6:LinuxでAudacityを立ち上げる

マウスの右クリックをするとアプリケーションが表示されます。そのアプリケーションの中にマルチメディアがあります。その中に「Audacity」のアイコンのソフトが入っています。
実行すると、以下のような画面が表示されます。

Audacityの画面上の「ファイル」という項目の中に「ファイルを開く」とありますので、音声ファイルを開きます。
すると、音声の波が表示されるので、不要な部分をカットするなどの編集を行い、別名保存します。
(例えば、「Windows側のデータ名+Audacity.wav」など)
Audacityでは、編集後のデータを良い音質で残したい場合は拡張子wavで、音質よりも汎用性で容量を節約したい場合はmp3で別名保存します。

例として、Audacityで編集したデータを以下のように、Linuxのデスクトップに別名保存しました。
171128_1930_Berg_lyric_suits_etc_audacity.wav

※Linux上での音声データの音量はWindowsと異なりますが、データとしては変化がないので、WindowsにコピーしたデータはWindows上では通常の音量で鳴ります。

そして、この「171128_1930_Berg_lyric_suits_etc_audacity.wav」の音声データをLinuxからWindowsの「ミュージックフォルダー」にコピーします。(つまり、コピーの方向が先ほどと逆方向になります。)


●ステップ7:LinuxをシャットダウンしてWindowsへ戻る

以上のステップ、Windowsを再び立ち上げて、ライブラリのミュージックフォルダを見ると、Audacityで編集された音楽データがあります。
(今回は、171128_1930_Berg_lyric_suits_etc_audacity.wav)
そのままクリックすると、自分の聴きたい部分だけ残した(あるいは、不要な部分をカットした)音楽データを聴けるはずです。

以上です。

(2018年1月17日 最終変更)

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